合格率の低さに隠されたカラクリ

合格率の低さに隠されたカラクリ

行政書士の難易度は高いと言われています。国家資格の中でも難関資格とされます。なんといっても、同じ国家資格の仲間である看護師の合格率は90%もあるのに、行政書士の合格率はたったの7%。この途方もない差を目の当たりにして、深くため息をつかずにはいられません。行政書士はこんなに合格率が低いんだ、きっとよほど難易度が高いのだろう、そう思ってしまうのも無理はないでしょう。

しかし実は、合格率の高さは、必ずしも難易度の高さを意味するわけではありません。

行政書士の合格率が低い=難易度が高い ??

このように考えてしまうと、事実を誤認してしまいます。

まずは大前提から。行政書士試験の難易度は高いです。行政書士試験の出題対象となる法律は憲法、行政法(行政法の一般的な法理論、行政手続法、行政不服審査法、行政事件訴訟法、国家賠償法及び地方自治法を中心とする。)、民法、商法及び基礎法学。法律知識が何もない人にとっては、法律を読んでも通常、まったく意味が分かりません。しかも分量が少なくない。だから1つの法律を理解するだけでも大変なのに、試験では複数の法律を理解し、しかも業務に役立てるために、活用できなければいけません。行政書士試験では、暗記だけではなく応用力まで問われます。だから、難易度は高いです。しかし正しいやり方で勉強を続けることさえできれば、合格の実現性は飛躍的に高まります。行政書士試験の設問は、比較的クセのない、素直な設問が多いです。

にもかかわらず、ここまで合格率が低くなってしまっているのは、いくつかの理由があります。ひとつには、TVドラマやマンガの影響で認知度が高まったこと。ふたつめは不況に対する不安感から、信頼できる「資格」を取得しようと受験する人が増えていること。そしてみっつめには、行政書士試験が受験資格の全くない、誰もが受けられる「受験しやすい資格」だからです。この3つの要素があいまって、行政書士試験は毎年5万人超が受験する人気資格となっています。

なるほど合格率は低いですが、そこにはカラクリがあります。誰でも受験できるから、資格が欲しい人が殺到し、受験者数が増えます。しかし受ければ誰でも受かる資格ではないので、大半の人は落ちます。だから合格率は低いのです。ですから、合格率の低さだけを見て、「自分にはどんなに頑張ってもムリ」と諦めてしまうのは早計です。頑張れば道は開けます。それが勉強というものだし、行政書士試験はとりわけその傾向が強いです。


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